メドック、サンテミリオン、ソーテルヌ・・目移りするワインの試飲スタンド
6月の最後の週末に行われるボルドーワイン祭り。以前は偶数年が 「Bordeaux fête le vin」ワイン祭り、奇数年が「 Bordeaux fête le fleuve 」川祭りでしたが、2023年からは毎年「Bordeaux fête le vin」ワイン祭りとなりました。
ボルドー中心部の川沿いが会場となり、今年は6月19日木曜からの4日間、ボルドー周辺の各産地ごとに分かれたスタンドでワインが試飲できるだけでなく、ワインにまつわるワークショップが行われました。一年で最も日没が遅く夜までゆっくり外出を楽しめるこの季節。ワイン好きにはもってこいのイベントです!
イベントのチケットはまずネットで購入。10杯の試飲ができる4日間有効なものは23ユーロ(迷わずこれ!)、1日有効な4杯試飲のものは14ユーロ。その他にも格付けシャトーの試飲ができるチケット65ユーロ(日時限定)も別途購入可能です。
ネットで申し込むとQRコードがメールで届き、会場の引き換え場所で見せると、ワイングラスとそれを入れるポシェット、そして試飲カードがもらえます。
会場は入り口で荷物検査はあるものの、チケットを持っていなくても誰でもアクセス可能。つまり誰でもおつまみスタンドに直接行って、フードやソフトドリンクを購入も可能なわけです。
今年は記録的な猛暑のフランスですが、この週末のボルドーも例外にもれず、午前から30度近い焼け付くような暑さ。ペットボトルのお水もしっかり持って、11時のオープンを待ち構え入場。早くも木陰でロゼを・・なんて思いがよぎります。
まずはペサックレオニャン・グラーヴのテントへ直行!カードのQRコードをピッと読み取って爽やかな白をお願いしました。ツアーでよく伺うシャトールイヤックのダダドルイヤックも出ていていました。
おつまみも楽しみなワイン祭りですが、ビーチのようなパラソルの下ではおしゃべりに熱中しながら牡蠣を開けるお兄さん達。牡蠣ならアントル・ド・メールだな!と白2杯目が進んでしまいます。笑
お次はサンテミリオンのスタンドへ。
ガロンヌ川を眺めながら赤ワインと夏の空に乾杯!
さすがに酔いが回りそうなので食べ物のスタンドへ。バスクの生ハムサンドイッチが並んでいます。ランチは鴨バーガーとメドックにするものもいいですね。
会場の中央部のステージでは、ワインとフードのペアリングや、テイスティング講座などのワークショップも行われていました。事前予約のものも多いのでプログラムチェックは大事です。夜にはコンサートも行われます。
福岡市とボルドー市は姉妹都市提携をしてもう40年以上。
特別招待都市として、福岡の特設パビリオンもできていました。
初日の午前だったのでまだどなたもいらしていませんでしたが、その後日本の食文化を紹介するイベントも行われました。
毎年このワイン祭りには、帆船がやってきます。かつてこのガロンヌ川からワインが輸出されボルドーは港町として栄えたことから、ボルドーワインの歴史と船は切っても切り離せません。会場から南方面へ少し離れたところに停泊している3艘の帆船の中を見学することもできます。
あまりの暑さに💦 氷たくさんのワインクーラーでボトルたちが涼しげに置かれている最後のスタンドへ近づいて行くと・・ 赤もフレッシュに冷やされて、フルーティーなビオワインでした。
みんなグラスを片手におしゃべりに花咲き、おいしいおつまみ食べながら楽しくワインを楽しむ夏のお祭り🍷お昼を過ぎると人も増えて盛り上がってきます。
夜にはステージを中心にコンサート♪ ガロンヌ川上に、ドローンによる光のショーも行われました。
ボルドー夏の風物詩ワイン祭りが終わると、夏休みに突入のフランス。ボンヌ・ヴァカンス!!
(一部の写真はボルドー観光局のものを許可を得て掲載しています)
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