メドック格付け1級シャトーへ
世界的に名の知れた高級ワインの産地メドック。
1855年パリの万博の際ナポレオン3世の命により、61のシャトーが1級から5級に格付けされました。
中でも1級は「5大シャトー」と呼ばれ、ワイン愛好家を魅了する、シャトーマルゴー、ラトゥール、ムートン、ラフィット、オーブリオンです。
シャトーマルゴー
メドックの中でいちばん南にあるマルゴー地区の中でも、とりわけ美しいシャトーの周りに100ヘクタール近い畑が広がっています。見学の際に見られるのはシャトー右側の醸造所。19世紀に造られた古い部分の醸造所内では、重厚な木の醗酵槽で赤ワインを、2015年に新築されたステンレスタンクの醸造所では白ワインが作られています。
シャトーマルゴーには樽職人がいて、シャトーで使う一部の樽を手作り。壊れたものの修理も行っています。

瓶詰めされたボトルがずらりと並ぶ貯蔵庫を眺めながら、ファーストラベルとセカンドラベル「パヴィヨンルージュ」の試飲。
テイスティングを終えて螺旋階段を上がると、畑の中、シャトーの門前へ。

シャトーラトゥール
畑の向こうにはゆったりとジロンド川が流れるシャトーラトゥール。時季によって馬を使って畑仕事している様子も見られます。見学は業者の方に限られる狭き門。サンジュリアンと接するポヤック最南端に位置します。

シャトームートンロートシルト
毎年異なるアーティストがラベルを描くことでも有名な、ロスチャイルド家のイギリスの流れを引くムートン。見学の際には歴代のエチケット原画の展示室や、一家の所有するワインに纏わる芸術品の美術室も見られます。
20世紀前半4代フィリップ男爵は、それまでは樽で出荷されるのが主流であったワインを、最初にシャトー元での瓶詰めを始めました。2級だったムートンが1973年1級に格上げとなったのは、本来見直しのないメドック格付けの唯一の特例です。

試飲内容がファーストとセカンド「プティムートン」の2種コースと、同じロスチャイルド家の所有するシャトーダルマイヤックとクレールミロンも含む4種コースがあります。
シャトーラフィットロートシルト
同じロスチャイルド家でもフランスの流れを汲むのがラフィット。5大シャトーの中でもポヤックの最北、サンテステフと接する位置にあります。畑の土のサンプルと区画の地図を見ながら、ラフィットのテロワールを説明していただきます。

荘厳とも言える樽の貯蔵庫。歴代のボトルが並ぶ薄暗い地下道を階段を通って最後の試飲へ。

(2026年8月現在ラフィットロートシルトは改装工事中です。)
シャトーオーブリオン
唯一グラーヴのペサックレオニャン地区にあるシャトーオーブリオン。ボルドーの市街地から最も近い5大シャトーでもあります。
郊外の住宅地の延長に現れてくる畑は、砂利を意味するグラーヴの名の通り砂利質はじめ、地質によって区画ごとに細分化。上層と下層に2分化された醗酵タンクほか新しい設備や技術と、ろうそくを使った澱引きなど伝統的な手法が見られるシャトー。ルクセンブルグ大公国ロベール殿下が代表のクラレンスディロンは、向かいのラミッションオーブリオン(下の写真右)も所有しています。


(2026年8月現在シャトーオーブリオンは改装工事中です。ミッションオーブリオンでは見学が行われています。)
5大シャトーは見学枠が非常に限られますので、時間に余裕をもってお問い合わせください。
土日フランス祭日はお休みで、シャトーによっては収穫時期の見学が制限される場合があります。
他地区の格付けシャトー、ソーテルヌのシャトーディケム、サンテミリオンのシャトーパヴィやフィジャックなどのツアーもお手配いたします。詳細はお問い合わせください。
