フランス全国、歴史的な猛暑だった2022年

例年よりも早く収穫したシャトーが多い秋でした。今は醸造の作業も一段落。この秋の収穫前後の写真をまとめてみました。

9月3日ポヤック

水不足のせいで実は小さめ、収縮してしまっている実も見られましたが、暑さと日照量のお陰で、「量は少なくても質は満足」の声があちこちのシャトーで聞かれました。

 

シャトーマルゴーの収穫箱と圧搾器。収穫が近づくと醸造所前には下で選果を行うためのテントが張られ、機材が準備されます。

シャトーフェリエールでは選果作業の真っ最中でした。畑から運ばれてきた実。除梗され粒だけになった実が選果台に。振動する選果台の近くはかなりの騒音です。

発酵タンクの中は・・

  

9月13日。収穫がはじまったばかりのサンテミリオン、シャトー・ヨン・フィジャック。実が発酵タンクの上から入れられています。中を覗くとー

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アルコール発酵が始まり、攪拌作業。ワインになりつつあるぶどうジュースが大きなたらいに取り出されて再びホースで上からタンクに戻されます。いい香り。

右は10月11日出来上がったワインがタンクから出されています。

ポリフェノールの宝庫?!搾りかす

発酵タンクの中に残ったぶどうの実は、中に人が入って掻き出され、圧搾器で絞ります。絞って出てきたのがプレスワイン。

  

そして絞りかすの山。これは蒸溜所へ運ばれていきます。

樽詰め作業

  

左はシャトーラニオット。10月15日。新樽が届いていたので、香りをかがせてくれました。トーストした香ばしい香り。この樽の中で一年以上の長い熟成に入ります。

2022年ヴィンテージを飲む時には、この猛暑の夏を思い出すことでしょう!!