シャトータルボ

ボルドーワインツアーで一番人気サンテミリオン・メドック

ボルドーと言えば赤ワイン

その2大産地であるメドックとサンテミリオンを1日で見られる「ボルドーワインサンテミリオンメドックコース」。パリからの日帰りや、もう1日は市内観光もしたい、というお客様にも多くご利用いただいています。このツアーの1日の様子をご紹介します。

朝は街の中心にあるカンコンス広場の駐車場から出発。ご希望の場合ホテルまでお迎えに上がります。 ガロンヌ川沿いを歩いていらしたら逃すことはありません。ヨーロッパ一広い面積の広場で、移動式遊園地やサーカス、アンティーク市などイベント会場にもなります。トラムの駅「Place des Quinconces 」にはB、C、D線が止まります。

写真は広場にある、ジロンド党記念塔。この北側にある広場駐車場からツアー出発です。

まずはガロンヌ川を右に見ながら川岸を走行。竹を割ったような!?シャバンデルマス橋が見えてきます。船が通る際には通行止めにして、中央部を持ち上げるシステム。船の通過は深夜早朝のことが多いですが、その様子が見られたらラッキーです。

シャバンデルマス橋を渡って右岸に。市街地を後に一路サンテミリオンへ向かいます。山がなく平なボルドーですが、少し上り坂がある右岸。景色はしだいにのどかな田舎風景になり、ドルドーニュ川を渡るとぶどう畑も見え始めてサンテミリオン地区に入ります。左右のシャトーや畑を眺めていると左手先に教会の尖塔が見えてきます。こうやって遠くから見ると、サンテミリオンの小高い丘であることがよく分かります。それくらい周りは、ひたすらぶどう畑です!

サンテミリオンのシャトー・ラ・クロワジール

サンテミリオンの格付けグラン・クリュ・クラッセ

ひとめのシャトー見学、この日はシャトー・ラ・クロワジールChâteau La Croizille。2022年の格付けでグラン・クリュ・クラッセに昇格しました。畑は5ヘクタールのこじんまりとしたシャトーですが改築されたステンレスタンクの並ぶ醸造所は近代的。新樽が整然とOXOラインラックに並んでいる貯蔵庫を通って2階に上がると、目の前に広がる畑の眺めが見事!

お待ちかねの試飲では、同じオーナー所有のシャトー ・トゥール・バラドーズのワインもいただけます。

シャトーの見学後はサンテミリオンの村に移動して、自由散策。石畳の細い路地が続く小さな村は、周囲のぶどう畑の景観も含めてユネスコの世界遺産に登録されています。一枚岩教会前の広場を中心に隣り合って並ぶワインショップ、さすがワインの町!?暖かい季節は、レストランやカフェのテラス席も気持ちがいいものです。食後のコーヒーと一緒に、サンテミリオン名物マカロンもお勧め。

午後は再び二つの川を渡って左岸へ。ガロンヌ川沿いを北上してメドックへ向かいます。広大な牧場風景の後、ぶどう畑が見え始めるとマルゴー地区。メドックワイン街道に出て、北上していきます。1855年メドックの格付けはじめ、左右に姿を現すシャトーを車窓からご覧ください。シャトーパルメーはワインのみならず建物も庭も素晴らしい!シャトーマルゴーでは写真ストップ。エチケットに描かれているシャトーの姿です。

シャトーマルゴー

サンジュリアンのシャトータルボへ

さらに北上を続け、砂利質の畑を眺めながらサンジュリアン地区へ。改築後の見事なシャトーベシュベルを右目に、2軒目の見学この日はシャトータルボChâteau Talbotへ。

コルディエ家の所有となって100年以上、サンジュリアンに100ヘクタール以上の畑をひとかたまりに持つ格付け4級のシャトー。イギリス領時代タルボ将軍に由来するシャトーの名前などの話を聞きながら醸造所へ。イギリスとフランス両方のシンボルがデザインされた紋章が木の醗酵槽にも見られます。代々続く家族の家系図をモデルにした木のような柱、森の空に星を散りばめた波打つ天井、見渡す限りの森にいるような錯覚を起こす鏡の壁・・とにかく素敵な樽の貯蔵庫です。

シャトータルボ    シャトータルボ

試飲はセカンドのコネターブルとシャトータルボ。コルディエ家の所有100年を祝った2018年記念ヴィンテージボトルが飾られたティスティングルームにて。

 

再び車でメドックワイン街道。最後に5大のひとつシャトー・ラトゥールで写真ストップ。隣のピッション・コンテス・ド・ラランドと、向かいのピッション・バロンも美しい姿を眺め、帰路はジロンド川を左に見ながらボルドーへ。

ボルドーワイン右岸と左岸を満喫の1日ツアーです。

シャトーラトゥール